Project02九州新幹線(西九州)
長崎ルート建設事業
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プロジェクト概要
長崎から大阪へつながる新幹線。当社先代が会社を創業した頃から事業計画自体は話があがっており、令和4年(2022)秋の開業へ向けて、約40年の時を経て実現する運びとなりました。新幹線の開業で、観光をはじめとした様々な産業の発展が見越されており、さらなる地域の活性化、そしてこれまで以上に人・モノ・情報が巡る、長崎県の新たな未来の創造へ、大きな期待を集めています。
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向き合う困難
未来への架け橋をつないでいくために、何よりも大変だったのは、決められた工程を管理すること。納期を順守するために、他社とも足並みをそろえながら日々の業務を確実に完結させていく。進捗を常に把握するだけでなく、時間の経過とともにメンバーが自身の役割を理解し、作業スピードがアップすることなども想定したりと、あらゆる状況を踏まえながら細やかな調整を行っていました。
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梶原実業だからできたこと
道路橋工事と違って新幹線工事には特有の仕様があり、初めて現場を担当するとギャップを感じるのですが、当社には九州新幹線の建設工事実績があったため、蓄積された知識と技術、そして経験のもと、戸惑いなく業務に取り組むことができました。顧客ニーズに全力で応え、工程遅延など一度も起こすことなく、また、安全第一ですべての工事を無事に完工できたのは本当に自慢です。
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期待を力に。経験を自信に。
当時は、高速道路の「長崎自動車道4車線化事業」も並行して建設が進んでおり、同時進行でそれぞれのメンバーと連携を取りながら、新幹線工事を無事にやり遂げることができたのは、会社としてだけでなく、社員一人ひとりにとっても大きな自信に。期待と希望に満ちた長崎新幹線開通の一助を担い、未来まで永く残り続けるモノづくりの醍醐味を、最大限に感じることができました。
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現場業務に力を尽くして15年。ひととおりの知識・技術を修得できたので、今後は若手の指導・育成に貢献したいと思っています。自身がさらに経験を磨く選択肢もありましたが、業界全体に視野を広げて考えた時に、次の担い手を育てることが急務だと感じたんです。一人ひとりに目を向けながら、組織全体に影響を与えていける人材へ。メンバーと一緒に、私自身も成長していきたいです。